SBGZ

仏教,歴史,哲学,法律についての備忘録。

DVは児童虐待

家庭における配偶者に対する暴力は児童虐待に該当します。 児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力は「児童虐待」と定義されています(児童虐待の防止等に関する法律2条4号)。 児童虐待防止法2条本文 第二条 この法律において、「児童虐待」とは…

楽になりたければ「やる」しかない。

宗教でも,哲学でも,自己啓発でも,最後は同じところに行き着く。 「やる」しかない,ということ。 とにかく最後はやるしかない。 目の前のことに取り組むしかない。 神は自らを助ける者を助ける。 つまり神を信じず絶望したままの人は助けない。 仏は今こ…

嫌々管領

足利義持・義教のころから,管領は誰もやりたがらなくなりました*1。 管領になりたくない理由 実権も実入りもない。 義持の頃から,中央と地方とのパイプ役は管領ではなく取次(申次)が担うようになりました*2。 義教の頃,中央の政策決定も,有力な一部の…

日本における自己負罪拒否特権と黙秘権の根拠規定

自己負罪特権の内容と根拠規定 黙秘権の内容と根拠規定 黙秘権とは何か。 【被疑者】の黙秘権の根拠規定(【捜査】での黙秘) 【被告人】の黙秘権の根拠規定(【裁判】での黙秘) 自己負罪拒否特権と黙秘権との違い 様々な『自己負罪拒否特権』 刑事訴訟法だ…

諸文明間の力関係

真の意味で西欧世界が他の主要な文明に対する圧倒的な優勢を確立するのは,近々,1850年以降のことにすぎない。 (マクニール『世界史(上)』211頁) 紀元前500年から期限1500年までの2000年間,4つの主要な文明(中東,インド,中国,…

観応の擾乱における佐々木導誉

佐々木導誉は,観応の擾乱でも「ほぼ」一貫して尊氏側でした。 ただし一度だけ足利尊氏から「討伐」されています(以下の年表は亀田俊和『観応の擾乱』145頁以下に依拠)。 年 月日 出来事 西暦 北朝 南朝 1351年 観応2年 正平2年 7月10日頃 赤松則祐,興良…

航空宇宙軍史(谷甲州)の登場人物

SF

谷甲州のSF小説『航空宇宙軍史』シリーズの登場人物についてまとめました(未完)。 ア アンドレーエフ 緒形優 ヴェルナー(完全版4巻『エリヌス―戒厳令―』74頁) エミリオ・ロドリゲス オグ(完全版4巻『エリヌス―戒厳令―』60頁,449頁,) カ カ…

テロ等準備罪・共謀罪

組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律 (テロリズム集団その他の組織的犯罪集団による実行準備行為を伴う重大犯罪遂行の計画) 第6条の2 次の各号に掲げる罪に当たる行為で,テロリズム集団その他の組織的犯罪集団(団体のうち,その結合関…

学問とは分類すること。

この二つの世界の接続,即ち,「ベクトルのない」智慧の風光を「ベクトルのある」慈悲の実践へと繋ぐための一種のTIPSとして,プラユキ先生はカウンセリングや夢分析といった心理療法的な技法を採用されているのだと,私としては理解しているのですが,…

足利義満の王権簒奪説

今谷明は,足利義満が天皇の地位を足利氏に移そうとしていたと主張する。 具体的には,後小松天皇の次に足利義嗣を即位させて王権を足利氏が簒奪するという計画を義満が実行していた,という主張である*1。 正妻・日野康子を天皇の准母としたこと。 今谷は,…

詩歌選

八雲立つ 八雲立つ出雲八重垣妻籠みに八重垣作るこの八重垣を (須佐之男命) 日本最古の和歌と謂われている歌。実際にそうであったかどうかは,どうでもよいことです*1。 「そう謂われている」ということを味わうべき。 遠州洋上作(遠州洋上の作) 夜駕艨…

集団による意思決定

条件さえ整えば,集団の意思決定は一人の天才の意思決定に優る。 集団による意思決定は,意見の相違と異議によってよりよいものとなる。 意見の集計と集約(平均化)は必要だが,妥協ではない。 よりよい意思決定のためには,多様な参加者が,独立に行動する…

直感を根拠にした主張は,悪い主張ではない。

法解釈の過程で,「結論の妥当性」が問題になる。 価値判断が前面に出てくる。 価値判断同士の対立は,通常の論理では解消できない。 各々の直感に拠らざるを得ない。直感による場合でも,議論は成立する。 直感それ自体も,批判の対象となり得る。 「その直…

イギリス議会制度の成功要因

イギリスの議会制度は,名誉革命(1688年)によって変化し,2つの特徴によって成功したとマクニールは考える(マクニール『世界史(下)』133頁以下)。 第1に,議院内閣制。 議員は自由で実際的な党派・政党を形成した。 議会は議会に代表を送り込…

専門家集団への信頼・法の支配の確立

マクニールは,ウェストファリア条約の締結(1648年)によって宗教革命による騒乱が終息していった後,ヨーロッパの指導者によって専門家集団が重用されるようになったと考える。訓練された専門家は,真理の全面的把握にこだわることなく,激情に駆られ…

仏教とアドラー心理学の共通点及び差異

今を生きる,ということについて。 アドラーは目的論。 仏教は因果応報。しかし決定論ではない。 仏教は,現在は過去(世)の業に依るとする。ただし,いまこの瞬間に善を行った「果」によって次の瞬間に生が好転することは当然あり得る。 前向きに今この瞬…

自由の定義

自由は自分勝手ではない。 好きなことができること,でもない。 介入されないこと,である。 社会道徳における「自由」とは,(中略)<自分のしたいことができる>という意味ではなくて,<規範的に許されていることへの介入がない>ということである。*1 …

「霧の中を行けば覚えざるに衣しめる。」とは,一流の人と時間を共有すること。

道元の言葉を記したとされる『正法眼蔵随聞記』の五には,以下のような話がある(水野弥穂子訳『正法眼蔵随聞記』(ちくま学芸文庫)282頁)。 故人伝ク,「霧の中を行けば覚えざるに衣しめる。」ト。よき人に近ヅけば,覚エざるによき人となるなり。 道…

起訴後も自動的に勾留が続く根拠

公訴が提起された後,公判への出頭確保及び(又は)罪証隠滅防止を目的として被告人が勾留される場合がある。これを起訴後勾留又は被告人勾留という。 勾留された状態のまま被疑者が起訴された場合,起訴後も自動的に勾留される。 自動的に起訴後勾留へ移行…